表でも、言葉でも、式でも

先日、2年生のクラスにてこんな問題を解く機会がありました。

皆さんも是非、お考えください。

 

【問題】

Aさんは1分間に80メートルの速さで進みます。

Bさんは1分間に30メートルの速さで進みます。

2人は今、150メートル離れています。

2人で同時に出発し、AさんがBさんを追いかけた時、

Aさんは何分後にBさんに追いつくでしょうか?

 

【図】

Aさん                  進む方向→                      Bさん

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学校では2年生で触れることのない「速さ」という概念ですが、

公式で教え込む前に、まずはイメージできるように

この段階から練習していきます。

 

また、玉井式のテキストにおいては「式や考え方」という項目があり、

・立式する ・図で表す ・言葉で書く ・表で求める

いずれも「考え方と答えが合っていれば〇」としています。

「式を立てなければいけない」と限定してしまうと、

子どもたちによっては焦ったり、詰まったりしてしまい

自由に考えることが難しくなってしまいます。

 

玉井式は「算数を”イメージ”して、自由な発想で考える」

「公式に頼らず、自分なりの解法を見つける・その努力をしてみる」ことを

重要視しております。

答えが導き出せなくても大丈夫です。

ある程度考える時間をとった後に「様々な考え方がある」ことを例示しながら、

少しずつ伝えていきます。

全員がきちんと答えを出せるまで、一人ひとりへのサポートもしています。

 

テストで点数を取るには立式する力は必要ですが、

それだけに囚われて無理やり教え込む、丸暗記させる…といった状況では

子どもたちの学ぶ意欲は失われるばかりとなってしまいます。

あくまでも「立式する」あるいは「高得点を取る」は「目標」の一つであるため、

それだけに注目せず

1人ひとりの「何ができるか?」「どんなことを頑張ったか?」を

日々捉え、お伝えしていくのが私たち講師の役目だと考えております。

 

さて、ここまで長くなりましたが…

当校の2年生の皆さんはどうやってこの問題を解いたのか?

続きは次回の更新で、お伝えします。

 

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